  
エルビﾕームヤグレーザー レーザーで虫歯を取っている レーザーで歯石を取っている
レーザー治療の実際 ここでいうレーザー治療とは、広範囲の治療ができるエルビュウムヤグレーザーのことです。5〜
6年前から販売され、メーカーによると全国で700台位普及しています。 軽い虫歯の切削.（他のレーザーではこれができないようです。）、歯周病の治療、簡単な手術
（膿を出す 深い歯石を取るなど）ができます。80％位まで麻酔をせずに行うことが出来ます。100％
ではないのですが、「神に愛されし者かどうかがわかります。」と患者さんには説明していましたが、
痛いとかなり落ち込む人がいるので、もう言わなくなりました。
子供さんの治療、麻酔が出来ない人、恐怖心の強い人、歯周病の重篤な人に有効です。特に小さ
い患者さんにはの治療に、切削器具（タービンといいます）を使わなくて済むので、急に体を動かして
ひやりとするような目に合わなくなりました。痛みがないと子供さんの信頼を得られやすく、 当院で
は一日たりとも使わない日がありません。
歯周病にも大変有効です。従来は、上記図のように重症な歯周病では、麻酔をして歯肉をめく
り、歯と歯肉の間をきれいにしていました。しかし、麻酔をすること、外科処置でうけるストレス、痛み
を始めとする術後の症状、などのために全ての患者さんが受け入れてくれるわけではありません。レ
ーザーでの歯周処置は一回では済みませんが、ほとんどの場合、麻酔をしなくてすむので、患者さん
が受け入れてくれやすく、手を施さないままに無為に歯周病が進行してしまうことを防げます。
重症の歯周病場合、抜く必要があっても、レーザー治療とスプリント療法（動いている歯を固定
するためにマウスピースのようなものを寝るときを中心に入れてもらう）を共におこなうと、あきらめて
いた歯を救うことができることもあります。残すのが難しい歯であっても、患者さんの希望があれば、
（心のなかではあきらめたほうがいいのではと思っていても)試してみることにしています。 |
